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Version: 7.x

ワークスペース

pnpm には、モノリポジトリ(別名、マルチプロジェクトリポジトリ、またはモノリシックリポジトリ)のサポートが組み込まれています。 ワークスペースを作成して、単一のリポジトリ内で複数のプロジェクトを統合できます。

ワークスペースを作成するには、ルートに pnpm-workspace.yaml を作成します。 また、ワークスペースではルートに .npmrc を置くこともできます。

tip

モノレポの管理を検討している場合は、Bit も検討することをお勧めします。 Bit は内部で pnpm を使用しますが、pnpm/npm/Yarn によって管理される従来のワークスペースで現在手動で行われている多くのことを自動化します。 bit install に関するこちらの記事に、それについて書かれています:Bit による苦痛なきモノレポジトリ依存関係管理 (英語)

ワークスペースプロトコル (workspace:)

デフォルトでは、使用可能なパッケージが宣言された範囲と一致する場合、 pnpm はワークスペースからパッケージをリンクします。 For instance, foo@1.0.0 is linked into bar if bar has "foo": "^1.0.0" in its dependencies and foo@1.0.0 is in the workspace. ただし、 bar が依存として "foo": "2.0.0" を定義しても、foo@2.0.0 がワークスペース側になければ、foo@2.0.0 はレジストリからインストールされます。 この動作はいくつかの不確実性をもたらします。

幸い、pnpmは workspace: プロトコルをサポートしています。 このプロトコルが使用されている場合、 pnpm は ローカルにあるワークスペースパッケージ以外のものに解決されることを禁止します。 そのため、 "foo": "workspace:2.0.0"を設定すると、今回は "foo@2.0.0" がワークスペースに存在しないため、インストールに失敗します。

このプロトコルは、link-workspace-packages オプションが false に設定されている場合に特に便利です。 この場合、 workspace: プロトコルが使用されている場合にのみ、pnpm はワークスペースからパッケージをリンクします。

エイリアスを介したワークスペースパッケージの参照

たとえば、 foo という名前のパッケージがワークスペースにあるとします。 通常、 "foo": "workspace:*" として参照します。

別のエイリアスを使用する場合は、次の構文も使用できます: "bar": "workspace:foo@*".

公開する前に、エイリアスは通常のエイリアスされた依存関係に変換されます。 上記の例は "bar": "npm:foo@1.0.0" になります。

相対パスでワークスペースのパッケージを参照する

ワークスペースに 2 つのパッケージがあるとします:

+ packages
+ foo
+ bar

barfoo を依存として "foo": "workspace:../foo" と宣言することができます。 公開する前に、これらのバージョン指定はすべてのパッケージマネージャーがサポートしている通常のバージョン指定に変換されます。

ワークスペースのパッケージの公開

ワークスペースのパッケージが (pnpm packpnpm publish などのコマンドを使用して) アーカイブファイルにパックされる際に、 workspace: プロトコルで書かれた依存関係を次のように変換します。

  • そのワークスペースにある対応するバージョン (workspace:*workspace:~workspace:^ のいずれかのバージョン指定方法を使っている場合)
  • 対応する semver の範囲指定 (その他の範囲指定を使っている場合)

たとえば、 ワークスペースに foo, bar, qar, zoo というパッケージがあり、全てバージョンが 1.5.0 であるときに、次のようなバージョン指定をしたとします:

{
"dependencies": {
"foo": "workspace:*",
"bar": "workspace:~",
"qar": "workspace:^",
"zoo": "workspace:^1.5.0"
}
}

これは以下のように変換されます。

{
"dependencies": {
"foo": "1.5.0",
"bar": "~1.5.0",
"qar": "^1.5.0",
"zoo": "^1.5.0"
}
}

この機能により、ローカルにあるワークスペースのパッケージに依存する指定を使用しながら、最終的にパッケージをレジストリに公開する際に追加の変換ステップを挟む必要がなくなります。あなたのパッケージの使用者は、公開されたパッケージを他のパッケージとなんら変わらないように使うことができ、semver の指定による保証を受け続けることができます。

リリースワークフロー

ワークスペース内のパッケージのバージョニングは複雑なタスクであり、現時点では pnpm は組み込みの解決方法を提供していません。 しかし、次の 2 つは、バージョニングを扱う pnpm をサポートした、よくテストされたツールです。

Rush を使用してレポジトリをセットアップする方法については、こちらのページ (英語) を参照してください。

Changeset を pnpm と組み合わせて使用する方法については、こちらのガイド を参照してください。

トラブルシューティング

pnpm は、ワークスペース依存関係間に循環がある場合、スクリプトがトポロジカル順序で実行されることを保証しません。 pnpm がインストール時に循環する依存関係を検出すると、警告が表示されます。 どの依存パッケージが循環の原因となっているかわかれば、pnpm はそれを表示します。

There are cyclic workspace dependencies といったメッセージが表示された場合は、dependencies, optionalDependencies, devDependencies に定義された依存関係を調査してください。

使用例

pnpm のワークスペース機能を使用している特に有名なオープンソースプロジェクトのいくつかを以下に示します。

プロジェクトスター数移行日移行コミット
Next.js2022-05-29f7b81316aea4fc9962e5e54981a6d559004231aa
Vite2021-09-263e1cce01d01493d33e50966d0d0fd39a86d229f9
Vue 3.02021-10-0961c5fbd3e35152f5f32e95bf04d3ee083414cecb
Prisma2021-09-21c4c83e788aa16d61bae7a6d00adc8a58b3789a06
Slidev2021-04-12d6783323eb1ab1fc612577eb63579c8f7bc99c3a
Element Plus2021-09-23f9e192535ff74d1443f1d9e0c5394fad10428629
Verdaccio2021-09-219dbf73e955fcb70b0a623c5ab89649b95146c744
Astro2022-03-08240d88aefe66c7d73b9c713c5da42ae789c011ce
Cycle.js2021-09-21f2187ab6688368edb904b649bd371a658f6a8637
VueUse2021-09-25826351ba1d9c514e34426c85f3d69fb9875c7dd9
NextAuth.js2022-05-034f29d39521451e859dbdb83179756b372e3dd7aa
SvelteKit2021-09-26b164420ab26fa04fd0fbe0ac05431f36a89ef193
Milkdown2021-09-264b2e1dd6125bc2198fd1b851c4f00eda70e9b913
Vitest2021-12-13d6ff0ccb819716713f5eab5c046861f4d8e4f988
Logto2021-07-290b002e07850c8e6d09b35d22fab56d3e99d77043
Nhost2022-02-0710a1799a1fef2f558f737de3bb6cadda2b50e58f
Rollup plugins2021-09-2153fb18c0c2852598200c547a0b1d745d15b5b487
ByteMD2021-02-1836ef25f1ea1cd0b08752df5f8c832302017bb7fb
icestark2021-12-164862326a8de53d02f617e7b1986774fd7540fccd
VuePress 2.02022-04-23b85b1c3b39e80a8de92a7469381061f75ef33623
Turborepo2022-03-02fd171519ec02a69c9afafc1bc5d9d1b481fba721